暦では、夏最後の節季。まばゆいばかりの夏空が続き、暑さがもっとも厳しくなる頃。しかし実際の暑さのピークは、もう少し後になります。
梅雨空を見上げると、雲の切れ間から光芒が伸びていました。雲の上には、もう真夏がやって来ているのでしょうか?まるで天空と地上を結ぶ階段のようです。
雨上がり、大地に水たまりができていました。一時の涼を運んでくれる、自然の打ち水です。打ち水は昔から伝わる生活の知恵でした。元々は、神様の通る道を清めるためのものだったそうです。
5月初旬、土壌調査の一環として大地にひまわりの種が植えられました。その後すくすくと育っているひまわりたちは、梅雨明けごろの開花を目指しているようです!
(写真:上から種植20日、1ヶ月、2ヶ月)
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。